風火蔵 KAZAHIGURA
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風火蔵 KAZAHIGURA

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風火蔵 KAZAHIGURA

この商品は特許申請済みです 特願2020-140252号

カバーの有無を選択して下さい。

 

 

この道具が皆さんの日常に楽しみをもたらす事を願います。

 

とても長い紹介ですので、コーヒーでも啜りがら読み進め下さい。

 

 

新田次郎著 「孤高の人」

加藤文太郎をモデルにした超メジャーな山岳本です。

その中の一説

 

昭和11年1月1日 槍平小屋ー槍ヶ岳肩の小屋

ピッケルで雪を削って、安全な場所に二人を座らせると、すぐその傍らで、サブザックの中からアルコールランプとコッフェルを出して、水筒の水を沸かしてその中に角砂糖を入れ、砂糖湯を作って二人に与えた。

ーーー何か素晴らしい手品でも見ているような気持ちで、アルコールランプの赤い炎を眺め、そして熱い砂糖湯が、胃の底を刺激した時、俺はまだ死人ではないのだと思った。

 

時代も道具も違えど、これが私の目指すアルストシステムのイメージです。

小休止で、素早く繰り出し、スムーズかつ鮮やかに温かい行動食を作る。

 

もっと気軽に、もっとスマートに、もっとシンプル

よりスピーディーにアルコールストーブを使いたい。

アルストを主力火器に高めたい。

 

そんな思いから製作しました。

 

アルスト固形燃料は火勢が弱く野外で実用するには風を防ぐ事が必須となってきます。

そうなると、ガチャガチャと小物をたくさん持っていかなければならず、現地のセットアップも手間取ります。

折角のシンプルで軽量な火器が台無しで少々面倒でした。

特に私は、風防を持ちたがらない性格です。

風防でガチガチにセットアップするならばアルコールではなくガス、ガソリンの方が自然な流れかなと考えています。

 

風防兼五徳の物も、スタッキングに無理が生じたり、現地での組み立てが生じたり、なにやら物々しくなったりと

私の理想を満たしませんでした。

アルストは確かに軽いのですが、それ以上に気にすべき事が多く

現地での「事」の面倒さが、軽さを上回るデメリットでした。

ガス1個持っていく方が何も考えずに楽でした。

 

それでもアルストと言う、どこかストイックでテクニカルな火器が好きで今に至ります。

 

 

 スマートさを実現するには

ある程度の耐風性能が担保された風防兼五徳の形状

が必須条件でした。

 

貴方のアルストシステムにイノベーションを起こします。

これが風火蔵です。

 

<風火蔵の5つの特徴>

・瞬時に完結する展開と撤収

・柔軟なスタッキング性能

・ドリッパーに変形する可変機能

・風速で使い分ける上下リバーシブル風防

・ラムエアによるアルストのターボ化

 

重量37g、カバー入れて54g

この薄さでこれだけ特徴を備えます。

 

 

 <瞬時に終わる展開撤収>

円形である必要は特にありませんでした

何度もデータ取りをした結果

円形の方が熱効率は確かに良いのですが、その差は微々たるものでした。

円形を捨てることで他の可能性を見出しました。

なので、円形でなければならない。

と言う固定観念は初期の段階で直ぐに取り除かれました。

 

現在はカバーを省略して¥8880円→¥7700円としております。カバーが必要な方は購入時選択するか別売りにてお求めください。

 ご覧の通り瞬時に完結致します。

私は現場での組み立てや、嵌め込みなどの作業を異常に嫌う性格ですので、徹底してこだわる部分です。

このスライド構造は小さいクッカーを乗せるときにも有用です。

風火蔵の最大外径よりも小さな左のクッカー

風火蔵の本体を絞り込むことによって

外径72mmのクッカーも載せることができます。

缶詰を直接加熱する場合に有効です。

(使用するアルコールストーブによります。写真のストーブは私の愛用品であるフリーライトのフレボ)

 

 

 <柔軟なスタッキング性能>

スマートを実現するために

 スタッキング出来るか、出来ないか。

それは大きな違いです。

「気軽にスマートに」を実現するためには一般的なクッカーの殆どにスタッキング出来る必要があります。

  

FREELIGHT Titanium Pot UL-600H

内径96mmクッカー

柔軟に湾曲するので小径のクッカーでも内面に張り付くようにスタッキング出来ます。

 

スノーピーク チタンクッカー極の小さいカップ

問題なくスタッキング可能です

このクッカーはコーヒーと相性がよく

最もベストなCafeキットが組めます。

ポタリングや散歩、日帰り登山のコーヒータイムに最高の組み合わせです。

 

内径110mmと130mmの深丸クッカー

深丸クッカーはよほどスタッキングに問題はないです。

  

 ダイソーメスティンとメスティン中

ダイソーメスティンは小さくやや強敵ですが、湾曲を利用してうまくスタッキングすることができます。

通常サイズのメスティンとは相性がよく、曲げずに底に置くだけです。

ダイソーメスティンに風火蔵とアルストと燃料を入れるとこのようになります。

乾燥重量221グラム

しっかりと蓋も閉まります。

 

 雪平やラージメスティン

やる必要もないレベルです。

これら角型のクッカー群は風火蔵と相性もよく、湯沸かしも比較的に早いです。

 

パスファインダー950mlボトル

変わり種ですがスライド機構を利用して外側へ巻き付けスタッキング出来ます。

飯盒型クッカー 

  

 兵式飯盒系統とキャンティーン系も問題なくスタッキング。

 

 昔ながらのアルミ食器

これはかなり難しいですが、やはり柔軟な湾曲を利用してスタッキング可能です。

今ではあまり使っている人を見ませんが、泊まり用の炊飯では軽量とコンパクトと使い勝手のバランスが高次元で纏まっている

優れたクッカーだと思います。

 

 ケトル

口元が狭いですが曲げて出し入れする事で、問題なくスタッキング。

 

私の身の回りにあるクッカーは殆ど網羅しました。

なにせスーツの胸ポケットにも入ります。

私は風火蔵の開発中、昼休みはずっと風火蔵で米炊き炊飯して太りました。

 

燃焼音の静かなアルストは周囲に悟られず、ステルス炊飯出来る事もメリットです。

静かな山頂でガスバーナーを点火した瞬間、「シュゴォォォォ」と言う音と共に、周囲の視線が一斉に注がれるという、ちょっと恥ずかしい経験をした人も多いのではないでしょうか。

 

アルストはその特性上、ガスのバックアップとして持たれる場合も多いと思います。

 ガスのバックアップでOD缶と併用する際も、この柔軟なスタッキング性能は活きてきます

 

鹿島槍ヶ岳 冷池での使用風景。

この時は110サイズのODガス缶のバックアップとして持って行きました、ドリッパー、サブバーナーとして積極的に活躍しました。

 

雪山登山での鍋焼きうどん風景

 

<ドリッパーに変形する可変機能>

私のアルストシステムは湯を沸かしただけでは完結しませんでした。

なにか物足りなかったのです。


 湯を沸かした先の楽しみに珈琲があります。

山で飲む珈琲は格別です。

出来れば自分の好きな豆を、自分の好きな焙煎加減で持って行き、その場で挽いて飲みたいものです。

その行為自体がまたおつで山を引き立てる味なのです。

 

従来のシステムでドリッパーを持って行くとなると、いよいよ小型クッカーへのスタッキングは諦めざる負えません。

妙に几帳面な私としては別持ちが気になって仕方がないのです。

 

試行錯誤を繰り返して、

五徳兼風防にドリッパーを介在させると言う

奇抜なアウトドアギアが完成いたしました。

 

 私の野外コーヒーセットに革命が起きました。

これが楽しくてスマートで。

ポタリングや林道散策、日帰り登山やトレランなんかでは最高に良いのです。

たったこれだけ、このコンパクトさ。

 

あらかじめ、豆さえ挽いておけば

現地で湯を沸かして珈琲を飲むまでの行為が全てこれだけの小スペースに収まるのです。

ポケットに入ります。

 

上記のキットで乾燥重量220グラムです。(100円ライター)

フリーライトのチタンクッカーならば199グラムです。(100円ライター)

珈琲1杯分の豆(8グラム)とアルコール(20グラム)を入れても、

たった250グラム行くか行かないかで納められます。

私の最も軽量な組み合わせで乾燥重量162.4グラムとなります。

中身については取り扱い説明動画内で解説します。

子供との公園遊びや日頃の散歩で

サッと出して気軽に湯沸かし&ドリップコーヒーが出来るので

日常にも落とし込んで+αの楽しみを味わえます。

 

 

この充実感はぜひ体感してもらいたいです。

 

 

<上下リバーシブル風防>

アウトドア用品だからこそ、重要なのは耐風性能

底板を付けるか迷いましたが排除しました。

カバーやフェルト等で地面からの熱影響を防げるという事と、

岩稜地で水平を保つ際に、アルスト本体のみを水平維持すればいいので、

底板が無い方がスペースの制限を少なくできます。

内部のアルストのみ石で水平にして使用している風景

使用例動画の剱岳山頂でカップラーメンを作っている場面はこのように使用しています。

*アルストは水平維持しなければ燃焼に悪影響が出ます。

底板が無い事でアルストへのアクセスも簡単で燃料追加や消化&燃料戻しも手早く冷めるのを待たずに完了します。

 

背部の火力調整窓について

初期のころは上記写真のように背部が開口していました。

当初は上記の写真に観音式の扉をつけて開け閉めしておりましたが

山ではクッカーを乗せたままチマチマと火力調整をする必要が無いと判断したので排除しました。(せいぜい炊飯の最後にやるくらい)

横フレームを入れる必要も出てくるため、優先度の低さの割に大袈裟となり

スタッキングも不可能になることも排除の決め手でした。

 

火力調整をするのであればこのようにするのが最も無駄がないと思います。

本当に必要な機能を精査して取捨選択したことにより「上下リバーシブル構造」を思いつきました。

これを実際に機能させるのは大変でした。

上の写真のように凸凹側(無風モード)を上にすると無風・弱風時に早く沸かすことができます。

反対のストレート側(耐風モード)を上にすると風速1.2m/s~1.5m/sあたりから無風モードよりも早く沸かすことができます。

 

研究していくうちに

無風時の性能と耐風時の性能は相反するという事が分りました。

左が無風モード          右が耐風モード

風速2.0m/s~2.1m/s 水200ml アルコール25mlで行った実験です。

<無風モード>

平均87.25℃までしか上昇せず沸きません。

<耐風モード>

平均234sec 1℃あたり3.33secで95℃到達

 無風モードでは沸かしきることは出来ませんでしたが、耐風モードでは沸かすことができています。

 

左が無風モード           右が耐風モード

これは無風時でのデータです。

<無風モード>

平均150sec 1℃あたり2.13secで95℃到達

<耐風モード>

平均164sec 1℃あたり2.34secで95℃到達

 

無風時では無風モードのほうが14秒早く95℃に到達しております。

 

無風性能も耐風性も、もっと向上させようと思えば向上させることが出来ます。

しかしながら同じ場所に相反するものが同居している中、お互いを誇張させすぎると喧嘩をしてしまい

「風火蔵」という一つの製品性能としては逆に低くなってしまうという事が分りました。

この互いのバランスには最後まで苦労しました。

詳しい内容は取説動画内でマニアックにお話ししています。

 

耐風モードはブルーフレームで火に勢いがあり飛び散りも少ないです。

無風モードは赤い炎が多くなりフラフラと火が大きく外に飛んでいます。

 

寧ろ、耐風モードの火の性質が変わっているのにお気付きでしょうか?

 

 

 データ取りの環境について紹介しておきます。

 


<ラムエアによる火力増幅>

沸くのが遅けりゃただのガラクタ。

柔よく剛を制し、風が吹くほど速く沸く

 風を完全に遮断して、アルストの火を揺らさないのは至難の技です。

発想の転換を行いました。

この風防は風を防ぐのではなく、風を活用する風用です。

風を敢えて取り込み整流し、アルコールストーブをバーナーのように燃焼促進させます。

 

 

風防、五徳、ドリッパー、リバーシブル、スタッキング、軽量、コンパクトと

色々な機能がついておりますが。

実用鋭具を製作するのが野鋭具兵学校です。

 アルストで何がしたか。

第一の優先事項は加熱です。

 

どんなに面白い機能であっても、肝心の加熱能力が低くければ話になりません。

 

熱交換効率が悪いと大量の燃料を浪費することになります。

その差は倍になることもありました。

軽量なアルストシステムで大量の燃料を持ち歩いていては台無しです。

何が何でも熱交換効率を高める必要があります。

アルストの機能を引き出してやる必要があります。

そして、それは屋内ではなく野外で。

流石にワイヤー系の五徳に完全防備の風防を設置するスタイルの安定感には敵いませんが

五徳兼風防型のカテゴリーで尚且つ、この形状での最大能力を引き出さなければなりません。

ゴミにになるか精鋭になるかの分岐点であるため、

最も時間をかけて苦労した項目です。

アルコールストーブの性能をいかに発揮させれるか。。。

ひたすら実験とデータ取り、フィールドテストの日々。

2019年の秋、プロトタイプⅢ時代のフィールドテスト風景(ドリッパー機能がまだ付いていない時代)

 

吸気ー燃焼ー排気

このバランスをいかにするか、燃焼工学の勉強しなおしです。

 

前述したとおり無風性能と耐風性能は相反する要素を持っていました。

それは不規則で原因不明な乖離した数字として実験データに出てきました。

これこそが喧嘩した状態の数字でした。

これに気づくまでかなりの時間を要しました。

 

簡単に言うと

無風で早く沸かすにはアルストの燃焼効率を高める必要があり、そのような設計にすると風の有る野外で耐風性能は著しく低くなります。五徳兼風防型としては致命的です。

逆に耐風性能を上げすぎると無風時に燃焼不良や排気渋滞が発生しオーバーヒートします。

他にも流体の流れ方や、燃焼圧力など色々と研究しました。

 

風の有る野外での実用を重視していくならば、無風時はオーバーヒート気味を狙っていく事となります。

一時期のプロトタイプでは無風時、ワイヤー型のスタンドを超える湯沸かし性能を保持しておりましたが、耐風性能のために性能を敢えて抑えて、耐風モードへ譲歩することとなりました。

実際にワイヤー型の五徳と風火蔵を無風状態で水300mlを沸かすテストでは

ワイヤー型はアルコール量25mlで4分05秒

風火蔵はアルコール量25mlで

無風モード4分20秒

耐風モード4分30秒

 

同じアルストなのに、風防が違うだけでこんなに差が出ることに驚く人も多いのではないでしょうか。

それだけアルコールストーブは環境の影響を受けやすいということです。

 

 

グラフを見ての通り(QRコードより鮮明に見えます)、他社と似たり寄ったりの数字ですが風火蔵の無風時はどちらかと言うと若干遅めです。

 

しかしながらひとたび外に出して風あり環境で使用するとこの数字は激変します。

 

面白いことに開口部などの寸法を1mm変えたりずらしたりするだけで数字は大きく反応しました。

野外の不確定要素の多い環境ではそこまでシビアにいかないものの、研究しがいがありました。

 

野鋭具兵学校では無風性能を少し殺してでも、耐風性能を上げる必要があります。

 

野外で最大の燃焼効率を引き出すために

ひたすら1年間データーを取り続けました。

この商品の最も苦労した部分がここでした。

 

この風防兼五徳で完全に風を防ぐのは不可能である事も悟りました。

風で飛ばされる熱量を補うために、アルストの火勢を利用して内部で炎を旋回させて、炎の滞在時間を稼ぐ発想の物もいくつか製作しました。

しかしながらそれらは風を受ければ元も子もありませんでした。

しかしながら、この研究は風を利用して火力を上げる原型として有意義でした。

 

ならば風を利用してやろう。

研究していくうちにもう一つの能力を身に着けました。

風を利用して炎を風防内部へ止めて、さらにアルストの火力を増幅させることに成功しました。

煙が整流されて背後から風上に逆流して縦旋回しているのが見えると思います。

 

その集大成がこのグラフです。

 

真正面から風速2.0m/sを当てて100℃まで到達した五徳兼風防は風火蔵の耐風モードのみでした。(QRコードより鮮明に見えます)

しかも耐風モードは無風の時と風速2.0m/sの時で100℃到達まで11秒しか差がありません。

この結果が出たときはとても嬉しかった。

やっと、思い描いていた理想の性能を発揮してくれました。

この数字を出すのに1年以上実験とフィールドテストを繰り返しました。

 

こちらのデータは耐風モードと無風モードと風速の関係をまとめたグラフです。

一番上が耐風モードの風速2m/sです。上から3番目が耐風モードの無風です。

80℃までは風速2m/sの方が早く到達しています。

90℃~100℃の失速はアルコール燃料の減少による影響です。

 

風速が上がるほど爆発的に火力が上昇する反面、燃料を1.5倍~2倍以上の速さで消費します。

戦闘機のアフターバーナーのようですね。

風速2m/sを超える風が吹いていると、普通ならばアルストは厳しくなってきますが、風火蔵は逆にそのあたりの風から火力が強力になってきます。

確かに燃料消費は通常時より増えますが、上記のグラフの通り、35mlのアルコール料で沸かし切れたのは風火蔵だけです。

どんなに燃料を追加しても沸かし切れないものもある中、あの環境下では低燃費だと言えるでしょう。

※風の当たり方(吹き下ろす風など)によっては乱流が発生して上手くターボ化しない時もあります。

 

風速4m/sを超える風を当て続けて燃焼させると、薄いアルミ製のストーブは熱に耐えられず溶け始めるので注意が必要です。

 これは風速5.5m/sを4分間当て続けて熱で変質してしまったアルストです。

本来、アルストが持っている火力以上の火力が出てしまいます。

あまりにも風が強い環境でアルストを使うこともないと思いますが

風が強いときは正面にバックパックなどを置いて風を弱めてあげて下さい。

これはトレランでの使用風景。

風が強かったので正面にクッカーを置いて風を妨害する事で風速を落としています。

 

データとグラフだけではわかりにくいと思いますので、実際の実験動画を載せておきます。

計測時カット無しなので長い動画です。

風速上昇とともに火力が上がって尚且つ、炎を内部に留める二段構えになっているのが分ると思います。

 

 

 やっと納得いくものが出来上がりました。

 鋭具として自信をもって送り出せる妥協なき新兵の誕生です。 

 突き詰めていくほど無駄が削がれ、極めてシンプルで実用的な私好みの形となりました。

 

 

こちらは新品の状態です。

ロゴの上下に有る「>>>」の記号は風速レベルをイメージしております。

無風モードは風速1レベル

耐風モードは風速3レベル

 

使用していく中でこのように焼き色が付き、歪みが生じますが勿論想定範囲内の変化です。

 

使用上、全く問題ございません。

テストを重ねた歴代プロトタイプの一部です。

 

 風火蔵の開発コードネームはAKでした。

AKの意味はA氏とK(kentarou)の共同開発から取りました。

A氏にはフィールドテストの結果が出るたびに、私のキツい要求を粘り強く対応して頂きました。

相当数のプロトタイプを製作していただきました。

製品として具現化するために製作面でもご協力して頂きました。

お陰で素晴らしい物が完成しました

感謝。

 

 

 

 

歴代プロトタイプ群の一部

卓上データだけではなく様々なフィールドでしっかり使い込み、実戦経験をフィードバックしてきました。

 

 大満足です!

 

 

いくつか使用例となる動画やフィールドテスト風景を下に残します。

 

<古道シーサイドポタリング>

コーヒーセットとパン菓子だけもって身軽にサイクリングしていた時の動画です。

この日使用したアルコール量は約13ml

ドリッパー変形時は冷ましてから可変させます、思っている以上に直ぐに冷えます。

ドリップコーヒーの推奨温度は90℃~96℃です。

よし、コーヒー飲むぞ。と言うより

はい、ここでコーヒータイム。と言う感覚でサッと出して使えます。

<子供と公園にて、強風時のドリップコーヒー>

風速6.0m/sでしたが風を妨害してターボ状態を制御しています。

水150mlで強風の中、少ない燃料で沸かし切ります。

<一眼レフと山歩き>

泊りで夜景の撮影に向かいましたが、夜に天気が崩れる予報

一眼のバッテリーも切れ、あえなく下山。。。日帰りランチ登山となりました。

この日使用したアルコール量はコーヒーと米炊きで60ml

状況:風速2m/s前後でたまに突風


 <劔岳山頂で風火蔵カップラーメン>

早月尾根の日帰りでしたが、疲労している状態でも出して湯を沸かそうと思わしてくれるくらい事がシンプルにまとまります。

 

 

 

 

<下山途中の温かい行動食>

疲労時にさっと出して温かいミルクティーで回復する。

 

 購入者用の取説動画を配信致します。

取説、火入れ方法は勿論ですが、

チタンクッカーで最大火力炊飯しても焦げ付かせないテクニックや、

アルストを実用するにあたってのアルコール量見極め方法や実データ、

どのアルストが最も相性が良いか。

その他小技などのネットに出ていない内容

実験で得たマニアックなネタなど余計なお話も収録します。

 

アルストは軽量が最大の武器です。

その武器を研ぎ澄ますには開放型のアルストを扱えてなんぼだと思っています。

しかしながら、開放型アルストはアルコール量の見極めなど扱いがちょっと難儀な火器です。車のMTのように下手だと逆に燃費が悪くなります。

なので初心者でもすぐに野外で実用できるようにデータをまとめて早見表にしています。

 

 

なにも大それた山行や野外活動でマウンティングしあう必要もありません。

ポケットにオリジナルの風火蔵キットを入れて近場の散歩やサイクリング、ちょい釣りにフラッと出かけて、湯を沸かし、珈琲を飲む。

持っていると思わず外に繰り出したくなります。

私が皆さんに提供するのは風火蔵と言う物では御座いますが、

一番の売りは風火蔵によって得る事が出来る新しいシステムと、日常に落とし込めるほど身軽になった+αの最小アクティビティーです。 

 

もし貴方のフィーリングに合ったなら手に取り、風火蔵オリジナルキットを組んでみて下さい。


発送は3日〜7日以内

郵便にてポスト投函可能な状態で配送致します。

ご質問ございましたら気軽にメッセージ願います。

山から下りた時に返信いたします。

 

  kentarou in the woods.