進化と追求


80式要塞火床−Type80 FORTRIG
着手2020年11月だった気がする

そして現在、順調に進む!
訳がない。

設計は完璧に決まった、あとは製作の問題。

1ミクロンでも気に食わなきゃまず出しませんね。出す必要がない。

開発から発売が長すぎるが、
そこで切羽詰めるか?
と言うと、詰めない。

商売、小銭稼ぎと違う価値観で設立された
野鋭具兵学校ならではの強さでもある。

妥協するくらいなら
辞め辞め!
売らんでもえーわ!

と、ちゃぶ台ひっくり返し白紙にするだけの腹の据わり

現に3種目の新式は時間と労力を掛け完成度も高かったが、存在意義が消滅し、アッサリと切られた。

見た目もイカツく、性能もなかなかの高さだった。
出せばそれなりに売れただろうが、
私達が気に食わなきゃそんなもん売れても面白くないし、うしろめたい。

至高の鋭具かつ至高の嗜好品を作ることにしか興味がない。

鋭具開発に没頭する時間は時間も忘れワクワクする。

この度、79式算盤火床もまた進化する。
これが最終形態だ!
と幾度と進化させて来たが、また進化する。

それは開発者自身が実戦で使い続け、常に追求し続けてるからに他ならない。

ライトなハイキングから、ハードな山岳MTB、過酷な悪天候。
どんな時もバックパックに鎮座して私のアウトドアを共にしてる。

79式算盤火床は私にとって代替えが効かず、無くてはならない道具だ。常日頃から研ぎ澄ます。

停滞は衰退を意味し、普遍なものは無い。
それは歴史を見ても明らかでしょう。

あれだけ最強を誇ったゼロ戦も、末期にはもはや飛ぶ紙屑だった。進化しなかったからに他ならない。
今や過去の栄光を残すのみ。

現時点で歴代最高とのたまっても、未来永劫の最高なんて事は言えるはずが無い。
もっとも向上心がなく、モノ造りのイロハを知らなければ言えるだろうが。

変われない会社は潰れ、バージョンアップしない製品は淘汰され、進歩しない人間は取り残され、イノベイションが遅い国は価値が下がる。

そんな小難しい事を考えながらやってるわけじゃないんだけど、

好きなアウトドアとモノ造り。
私達のモノ造りのバックボーンとアウトドアの実戦経験、そしてコダワリと技術向上が必然的にそうさせる。

野鋭具兵学校のユーザーにしても、過去の鋭光より現在の鋭具の方が嬉しいだろう。


3年前には造れなかった設計が今なら造れる

好きこそなんちゃらだ。

私が山に入り続ける限りは進化する。

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