Q&A<雨対策の極意ありますか?>雨のことは雨男に聞け
オリジナルブランドのHPですが
ブログで一向に自分の商品を書かないKentarouです。
そして、ロール訓練のし過ぎで右首と右肩が尋常じゃなく痛いです。
3000円のマッサージに行ったら悪化してもうむち打ち状態、、、これは酷い。マジでちゃんと治療しようと思う。
そして、そして、1200円の散髪屋で「3mm」とだけ答えて、あとは何言ってるのか分からなかったので適当に「はい、はい」と言っていたら髪型キューピーになりました。
しかし3分で船は完成しません
えらい事だ。。。
でもね、もう見た目とかとどうでもよくなっちゃってる美意識無常
SNS に寄せられた質問のQAを記載していきます。
<雨対策の極意を教えてください。レイン着ると汗で、着ないと雨で濡れるしきても袖から入ってきます>
登山の発汗量を上回る透湿性のウェアは存在しないし、
揮発が発汗量を上回ることはないので、
不快なのは自然の摂理です。
透湿量≧発汗量
とするならば、ゆっくりと歩いて運動発熱量を抑える必要があります。
私はレインウェアを体温調整や低体温症防止衣類と認識しており、快適に雨の中を登山する衣類ではないと割り切っています。
おっしゃる通り、着れば雨に打たれるのと同じくらい汗で濡れます。匂います。
これは大菩薩嶺MTBの時のワンシーンです。
雨降っていますがレインウェアのジッパーを大解放しておりますね。
これはもう濡れるのはどうでもよくて、低体温症防止のために着ているようなものです。
この時、すでに汗で雨に当たっているのと同じくらい汗で濡れてしまっています。
山岳MTBではいくらゆっくりペースを落としても筋肉への負荷が大きいので発熱します。
私のハットはノースフェイスのゴアテックスハットです。
フロントジッパー解放してもハットが傘がわりになり
横殴りの雨風でなければ直接雨に当たることはありません。
ハットが傘がわりになることで、首周りも緩めてベントする事ができます。
首周りはハットがある限り余程雨が降り込まないです。
レインウェア+ゴアハットは雨男の定番です
本編は↓こちらです。お暇なときにBGMで
レインウェアは残距離や気温によっては着ないという判断をすることもあります。
トレランのように進行速度が早ければ途中で降られても一気に下界へ下りてしまえばいいと言う考え方です。
脚と体力が有れば全然アリです。
ただ、レインウェアは日帰りでも常に持っておくべき非常用具です。
着なくても持っときましょう。
私はこの「着ない」判断で1度失敗しています。
こちらの動画のこのシーン
山頂でレインウェアを着ておけばよかったのですが、
低山で直ぐに下山できると踏んで着ませんでした。
予想よりも時間が掛かり後半から震えが止まらなくなりました。
体力も奪われてお腹もすいて辛い思いをしました。
にしてもほんと雨男
○○の方法とか道具レビューどうこうの内容がもてはやされますが、
アウトドアは状況に応じで下すべき判断はマニュアル化出来ません。
遠回りして得た答えこそ現場で役に立ちます。
なので私はなるべくリアルな情景でリアルなアウトドアを配信し続けたいと思っています。
それに実戦経験の乏しい人間のレビューなんて卓上の空論域から脱しない、時間の無駄と思っています。
技術的な話として
ウェアの進化も凄くてミレーのティフォン50,000は透湿が50,000g/m2/24h(B-1法)だそうです。
登山ウェアにおいて様々なメーカーありますが、
その中でもミレーは衣類の探求心と実績が最も目立っております。
ドライナミックの発想や伸縮するレインウェアの発想もミレーからの発信です。
10,000あれば上等品です。通常のゴアテックスは13,500です。
この測り方もなかなかあやふやで参考程度の数値なのですがね。
仮に5万g/m2/24hとしてこれの意味は
50kgの水が縦横1mの面積から24時間で排出されます。と言う事です。
体格にもよりますが人間の体の表面積は約2平方メーターくらいです
このウェアを汗ムンムンで着れば24時間で100kgもの水蒸気を排気できます!
12時間の山行で70kgの人が脱水する量は
(70kg×12h×5ml=4200 *ケンタロウ係数にて)約4.2リットル脱水します。
このウェアは50Kgの水蒸気を排気する計算なのでサラサラです!!
もうこれで雨の日のムレムレ汗ヌレヌレとは無縁です!!
と、なっていないのが現状ですよね。
雨でレインウェアが濡れると、
表面に水が付いている部分からは透湿できません。
当たり前です。
水が妨害していますから。
単純に表面積もかなり減少します。
まして、汚れたレインウェアで撥水せず表面でベタっとなっていたらもう透湿どころじゃありません。
それにかいた汗は直ぐには蒸発しません。
そもそも揮発量が発汗量に追いつけません。
揮発しないので下着に吸われてしばらく残ります。
下着の性能も重要な要素となります。
だからレイヤリングが重要と言われます。
スペックの高いレイヤリングはどんどん汗を吸って速乾します。
すると、下着には体臭が濃縮されて行きます、ヤバいです。
臭い人の救世主はメリのウールです。
周りの人のためにも下着はメリノにしておきましょう。
山小屋泊で化繊下着は戦犯です!
蒸発していても透湿が50,000g/m2/24hなんて絶対に体感できません。
私のレインウェアはゴアテックスの13500ですが、シッパーを空けた瞬間に湯気を吹き上げます。
しかしながらビニールのカッパよりもはるかに快適なのは体感出ます。
状況に合わせてジッパー開放するのが一番の透湿です。
汗濡れ、雨濡れは避けられません。あきらめましょう。
濡れの特効薬は着替えのみです。
思う存分濡れてサクッっと着替えてサラサラになりましょう!
私のレインウェアはモンベルのストームクルーザーです。
今年で丁度10年使用しております。
MTB担いだり転倒したり酷使しております。
雨男なので使用頻度も多いですが、 全然へたってないです。
最近はゴアテックスも種類が多いです
標準ゴアテックを買っておくのが一番汎用性が高くしっかりと使えると思います。
現行ゴアテックスの種類は下記になります。
・標準ゴア 登山用を買うならこれ
・ゴアテックスプロ アルパイン用
・ゴアテックスアクティブ 軽い。雨前提のスピードハイク用
・インフィニウム レインウェアじゃなくてウィンドブレーカー
ゴアテックス以外にも私の周りではい「イーベント」の良い評判をちらほら耳にします。
私のレインウェアの運用ですが、
日帰りやトレラン、確定晴模様のような保険的な役割の時はノースフェイスのフーディーニを使用してます。
軽さ重視です。
メチャクチャ軽いしウィンドブレーカーにもなる。
ほぼ雨確定や雨ふりそうかなってときは諦めてストームクルーザーです。
透湿に関してもう一つ。
これは黒戸尾根のワンシーンです。
パンツに何か気づきはありますか?
私は膝下ジップオフ出来るパンツを好んで履きます。
膝下を動画のような状態にすると膝の開放部から風が入り涼しい
放熱できるし湿気も放出できます。とても快適です。
膝下部分はほぼゲイター状態となり素肌を守ります。
はい。いかに濡れるかと言うお話でした。
それでは、今日はこのあたりで!
今度の質問は
<進化が人を退化させると感じる場面はありますか?>
<アクティビティ前後の車の長距離移動が地味につらいです、なんか対策はありますか>
はい!ばっちり回答が御座います!
次回はこれについてお答していこうと思います!
それでは皆さんもうじき秋が到来します!
最高のアウトドアシーズン到来です
爽快にキメて行きましょう!
kentarou in the woods.