自然工作
怪我をすると痛い。
痛いから次から気を付ける。
それは先を予測し、仮説を立て、考えることになる。
失敗すると痛いけど成功するより多くを学ぶ。
改めて言わずとも生きてれば誰しも体感する。
私は何の準備もなく業績会議に参加した。
その場でなんとでもなると思った。
実際には大衆の面々の前で吊るし上げられ業績追及の矢面に立たされた。
次は対策を講じて鉄壁の防御網を形成して臨んだ
酷い目にあうと鍛えられる。
100%の力で筋トレしても力は付かない
100%より力を出すから筋肉痛になり力が付き、時に怪我する。
さて、今の学校教育では怪我(失敗)をさせないようだ
そりゃそうだろう、それをするには世間がうるさすぎる。
そんなことをしても給料が増えるわけじゃない、無難にやり過ごすほうが賢いだろう。
今は成績の順位を張り出さないらしい。しかし世の中に出たら嫌でも順番がつけられる。社会に出てから自分の順番を知るのは酷だろう。
危ないから騎馬戦は辞めさせろ。とどこかの親が訴えて騎馬戦は無くなった。自分の子供だけ辞めさせたらいいのに、そこは周りを巻き込んで皆一緒が良いらしい。
私が幼稚園・小学校の頃は怪我ばかりして帰っていた。
今はそんな事が無い分、家で補う事になる。
自然工作はとてもいい経験になる。
ものづくりの前身である工作に私が目覚めたのは小学校1年生の頃だった
授業参観で父親と蒲鉾板でゴム動力の船を作った。
初めて小刀を使い何度も深傷を負った。
怪我を見越して沢山の絆創膏が用意されていた。
自分が作った物が動く感動は今でも覚えている
その後その船は父親の改造により帆船に生まれ変わり、私の興味と好奇心を奮い立たせた。
さて、父親となった私は娘と竹馬を作るために竹を切り出した。
我が家のすぐ裏には山がある。
その山の周りをぐるりと竹林が巡り、檻のように山を閉じ込めている。
この山に入るには入り組んだ竹林と格闘することから始まる。かなり難儀を強いられる。
故に人が寄らず高級食材の自然薯が手付かずで残る
かつては山頂直下に小さな神社があり、曽祖父が神主を務めた。
今は別の場所に移されて神社も立派になった
難儀しながら山頂へむかうと今も石階段やかつての櫓や人為的に平された平地を垣間見る。
竹馬を作りながら端材で娘に食器の作り方を教えた
皿、コップ、箸、串フォーク、箸入れ
自分で作った食器で食う飯は美味いらしくよく食べた。
刃物で遊ばないと言っても遊び出す。
怪我するだろうと思って黙って見ていた
案の定、怪我をした。
血が垂れて泣き出した。
怪我(失敗)をする前に止めるのは将来何のためにもならないと思っている。
怪我したからこそ真剣に次は怪我しないように考える。
正しく怪我をさせた方が楽に効果的に教えれる。
手取り足取り子育てしていたら育った時は「ボンクラ」になってるだろう。
大体の形ができた
5歳には難しい工作だった。
PPロープしか紐がなくて番線を使う事にした
番線はしばらなくてもギンギンに絞り込めるからいい
はい、完成。
久しぶりに私も竹馬をやって見たけど面白かった。
娘はまだ乗れないのでこれから練習だ。
次は竹蜻蛉をつくった。
飛ばしたら顔面に当たって泣きそうな顔になっていた。
もっと飛ばすにはどうやって飛ばしたらいいか一緒に考えた
いっぱい回転させてやればいいね。
竹リングに貫通させて紐で引っ張ればいっぱい回転する。
次はもっと飛ばす翼の形を研究してみよう。
娘は大興奮だ。
今度はペットボトルロケットを一緒に作った。
古い自転車のブレーキと廃材を組み立てて遠隔発射台を作った。
さぁ発射しに行こう
庭のプチトマトがいい具合
遅めのナス
キウイはまだ11月頃だろう
柿は私の好きなベストコンディション
ジュクジュクの柿が好きじゃない。
このコンディションの柿は甘みも程よくて食感はりんご
このごく僅かな期間しか味わえないりんごのような柿
すっかり秋の訪れです
秋は読書の秋とも言いますが
最近はKindleなどの電子書籍って人も多いでしょう
私もほとんど電子端末です。
たまに現物が欲しくなって買ったりしますが、現物だとどこでもすぐに読めない。そんな事もあってペーパーあるのに電子版を再購入なんて事もありました。
今はほとんど現物を買うことは無くなってしまった。
で、自分が読んだ現物の本をたまたま見て思うのです。
うわっこんな分厚い本だったの…
現物だったら買ってなかっただろう。
良い秋を
Kentarou in the woods.
ポンコツ野鋭具士官の長谷川と言います。YouTube、インスタで時々メッセージさせて頂いています。素晴らしい子育てですね。
私もささやかですが、アクティビティ、スポーツ、物作りと子供に与えているし一緒に、楽しんでいますがまだまだ哲学の部分まではケンタロウさんに遠く及ません。娘さんは本当に豊かで実りある人生になりますね。
私も、息子に出来る限りの事を伝えて行きたいですと思いました。
鬱陶しかと思いますが一ファンとしてこれからも発信楽しみにしています。そして心身鍛えていつかご一緒したいです。