レネゲード初のタイヤ交換と言語の眼鏡

減ったら変えよう!

と思いつつ

 

このタイヤは全然減らない。

まだ乗れそうな見た目

しかし、もうボロボロでずっと我慢して使ってた。

ダートを走ることが多かったのでサイドウォールが穴だらけ

半日に1回空気を入れなければならなかった。

通勤で乗っていくと帰りには必ず空気が抜けていた。

そんな面倒からSHAN-GTで通勤する回数が増えたが、あのMTBはゴツすぎてかなり目立つし、やはりレネゲードのほうが舗装路は気持ちがいい。

今はいているタイヤはWTBと言うアメリカのメーカー

タイヤパターンの作り方や思想はとても気に入っており、

私のレネゲードの使い方にマッチしている製品が多い

ただ、そこまで品質精度は良くない

数あるラインナップの中でレネゲードには標準でラドラーと言うタイヤがついていた。

今まで乗っていて不満という不満はなかったが、エア漏れはかなり多いほうだ。

特にサイドタンとタイヤの黒い部分の境目からよく漏れる。

舗装路ではブロック独特のノイズは出るが不快ではなかった。

浮き砂や悪天候も怖い思いをしたことはない。

走行に関してはすごく満足のいくタイヤで不満はエア漏れのみ。

 

そんな中、今回選んだタイヤはこれ

WTB BYWAY

いろいろなメーカーを見たけど、今までレネゲードでやってきた事をタイヤパターンに落とし込み、価格も考慮して最終的に残ったのがこのタイヤだ。

またしてもWTBになった。

なるべく避けたかったが、腐れ縁である。

エア漏れが心配だ。

 

この手の製品のパッケージは等高線にしがちである。

メーカーのホームページでもこのタイヤはGRAVEL, CX, ALL ROADのカテゴリーではなく

ROAD PLUSのカテゴリーとなっている。

 

ジムニーでもそうだけど、ダート走りますと言っても

全体走行距離の99.99999%Kmは舗装路を走っている。

レネゲードも同じでほとんどが舗装路

現実的に物事を考えるとM/Tなんて必要なく、R/Tも必要なく、A/Tが理にかなっている。

舗装路性能の向上がそのまま走行性能向上に直結する。

 

見てくれでブロックタイヤ履くよりも、

大雨の山道を安定して安全に走行できるA/Tタイヤ履いたほうが

生存能力は高い

特に日本の環境ではそうではなかろうか?

 

レネゲードをブロックタイヤにしたところで

この自転車が走れるダートってたかが知れていて

それはブロックタイヤでなくても問題ないフィールド。

 

なぜかというと、この自転車のジオメトリーのほうが先に限界を迎えるからだ。

であればBYWAYのようなセンタースリックでサイドにブロックがあるものが

やりたいことに対して率直な形状へのアプローチだろう。

早速交換でシーラントをぶちまけた(笑)

裏側はケブラーかな?防弾チョッキのような材質でサラサラしている。

見た感じ漏れなさそう

シーラントはもちろん吸い出して再利用

トラックポンプに圧を掛けて一気にビート上げます。

ほらでた!WTBはやはりサイドから漏れる!!!

うざい!!!

やはり色の変わり目が弱い

これは製造工程で貼り合わせているからだ

サイドタンのタイヤなんて100害あって1理もない

普通にオールブラックのタイヤにしてほしかった。

オールブラックならこんな事にはならなかっただろう。

 

仕方がない某海外サイトのセールではこれしかなかったのだから。

 

前輪のタイヤはほとんど漏れてこなかったのがよかった。

この手の自転車は前荷重気味のジオメトリーなので

前輪の空気が漏れているのに気付かずに旋回すると足払いされたかのようにステアリングが内側に切れ込んで怖い思いをする。

 

ロードジオメトリーでは前輪を手厚くして

MTBジオメトリーでは後輪を手厚くしたほうがいい

いろいろやってたらいつの間にか暗くなった。

蚊よけパラフィンに火を灯した

柔らかい灯が良い雰囲気を醸し出す

20Km程度乗ってみた

ロードノイズは前よりは減ったが、思ったより音は出てる。

スリックタイヤに乗ったことないけどたぶんスリックもこんなもんなんだろう。

圧力は4.0といつもの3.0よりエア漏れ対策で高め

そのせいもあってよく転がる。

普通に舗装路を乗っている分にはスリック部分しか路面に触れていないようだ

舗装路の食いつきは前のラドラーよりはるかに良い

かなり強いグリップを感じる。

グリップが強くなった分、低空気圧ではサイドウォールが捩れ易い。

空気圧管理さえしっかりしていれば

安心して倒しこめる。

 

砂地も全然止まるし曲がれる

こういった食い込む砂地はサイドのブロックノブが良い仕事をする

空気圧を下げなくても沈み込んで食ってくれる

 

車でもバイクでも、ダート走行ってセンターよりも

サイドノブのブロックが重要になってくる。

 

 

しばらく走り回って

コーヒーを淹れて帰ってきた。

 

うん、なかなかいいタイヤじゃないかな!

 

ダートの坂道も普通にグリップして登っていくし、ロードは良く転がりよく食いつく。

高速コーナーのよれる感覚も前より少ない

 

あとは雨天走行でどう出るかだね

エア漏れもいまのところ収束しているようだ。

 

最近ヨーロッパ圏の友人が各地に増えまして

スペイン語をたどたどしく話しております。

するとあら不思議

 

今まで知らなかった世界が見えました。

アウトドアや自転車に関しても日本語にない検索ワードや

知りえなかったワードに触れることが多くなった。

すると私の持ち前の一つである発想力と化学反応がおきるわけです。

改めて思いますが我々は日本語と英語のフィルター掛かった情報しか得ていないんですよね。

歴史の勉強をしていても、例えば。

ローマにしてもローマ側の言語記述の記録とシラクサ側の言語記述、カルタゴ側の記録では全然違うのですが

力の強かったローマの記述が多く残っているため、ローマのフィルターが掛かった歴史を我々は認識しているんですよね。

 

そんなわけでまた、新しい鋭具をおもいついてしまいました。

それはアウトドア業界以外でも活躍するでしょう

しかし、製作するのが大変。

 

今は製作できそうな工場を巡る旅をしております。

ヘラ絞り加工やプレス加工が必要になりますので、

ぜひ我こそ!

と言う方や、知り合いに職人がいるよ!って方がいれば一緒に面白い物を作りましょう!

必ず人を笑顔にする製品が生まれます。

 

知識は行動のプロセスです。

 

それではまた

 Kentarou in the woods/

 

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