自作シーカヤックのバックボーン
リジット艇が欲しい!
私は強くそう思った
その思いは
エルズミア480を組み立てる度に募る一方。
海の世界は素晴らしいもので最近の私は毎週のように漕いでいる。
出来ない事、知らない事がいっぱいある世界はやりがいがある。
しかし、、、
何をするにもまず組み立てねばならぬ。
アウトドアの1日のハイライトは4度ある!と言うのが私の持論
1つ目、日の出
2つ目、日の入り
3つ目、目標達成など(登山なら山頂到達とか)
4つ目、やり遂げた後に食らう夜飯
で、この組み立ては1時間ほどかかる。
ハイライトの1つ目、
日の出で漕ぎ出すには暗い時間から組まねばならない。
そこまでして面倒である。私は朝が苦手
2つ目の日の入りを日帰りのファルトボートで見てしまった場合、
薄暗い中で蚊に刺されながらの撤収となる。それに漕いだ後は疲労している。
捨ててかえりたいきぶん。
兎に角、組み立て行為を毎週やっているとシーカヤック辞めたくなるレベルで億劫になる。
撤収が面倒で毎回 戦意喪失
それにどう考えてもリジットの方が艇の性能が良い。
という事で!リジットのシーカヤック作る!!
ファルト組み立て時間をシーカヤック製作時間に変換してしまえ!
未来の組み立て時間を合算して製作時間に充当する
買えばいいではないか・・・
私もそう思う。
シーカヤックのリジット艇の全長は最低でも4mになる。
全長が長いと船が速いし、波に対抗でき、安定性もある。
なのでシーカヤックは細長い設計となっている。
私の車はメルセデス・ジムニー
全長が足らず違法になります。
80km/hでジャダーが始まる乗り心地抜群の高級車です
なのでどうしても3分割のリジット艇にせざる負えません。
出所不明3分割艇ならばヤフオクで10万前後で売っていますが、海においては艇とパドルは命を預ける物になりますし
何かつまらない。
かと言ってWFKなどのメーカー物の3分割シーカヤックは40万を超えてきます。かなり躊躇する金額です。
ご破算です。
もし買うならスカウト君が居なくなります。
これは私の戦利品
ならば自分で作ってしまおう、世界にひとつだけの艇を造ろう
アウトドアの鉄則、無い物は作る!
とは思いましたが、思いとどまっておりました。
理由はシーカヤックの製作は年を取ってからでも出来る事であり、今はフィールドに出る方が先決であると思っていたからです。
年を取ってからでも出来る事を今の年齢でやってしまい、老後の楽しみの先取りをするのは人生がもったいないと思うのです。
しかし、モノ造り大好き人間としては今一度挑戦しておきたいプロジェクト。
この経験が糧となってほかの気付きがあるかもしれない。
老後にシーカヤックを製作したとしても、この経験からより高度でアイデアフルなシーカヤックにすることが出来る。
自作したシーカヤックと共に年を取るのもいいかもしれない
などと思い取り組むことにした。
俺は自作のシーカヤックで旅をする!
はい!ロマンッ!!!
アウトドア最高ッ!
して、これがなかなか大変だ
覚悟はしていたものの、ずっと立ちっぱなしで、集中しっぱなしで結構な疲労です。
先日は船首部をミスして作り直しになってしまった。
楽しいが、過労死しそうだ。
私はいま製作により猛烈な肩こりに見舞われ、首に激痛が走り上を向けない
坂本九のあの曲の状況は今の私にとって拷問に値する
上を向いて・・・歩けない。。。
何故、シーカヤックを造るのか。
製作するバックボーンを知っていた方が
これから先に進めていく製作記にも深みが出ると思い記録しておきました。
ここで改めて目的を明示しておきます。
自作が目的ではく、自作はシーカヤックを得る手段。
単にリジット艇を所有する事も目的ではなく
目的は
しっかりと外洋にも対抗できる使えるシーカヤックを作り、
自作のシーカヤックで旅をすること。
それではまた会いましょう。
kentarou in the woods.