79式算盤火床の誕生 1の話 動機とコンセプト
こんにちはkentarouです。
子供が生まれて自分の時間が無くなりました。
自分の時間を捻出しては山へ行きますが、焚き火をすると限られた時間の大部分がそこに削がれます。
しかしながら焚き火は良いものです。
もっと手軽に、クイックに、素早く、軽く、インスタントに、豪快に焚き火を行えないものだろうか。
実用性能の高い焚き火を追い求めるようになりました。
動画にしたミルクタイムトレイルの様な状況を指します。
この時にはもう79式算盤火床の構想が頭の中に出来ていました。
焚き火キャンプや野営は十分に山に行く目的となりえます。
しかしながらもうこの趣味を20年以上続けています。
なかなか理解していただけない部分になりますが、ただキャンプをしに行こう。という気は今や全く起きません。
いわゆる「野営キャンプ」は私にとっては半年に1度有るか無いか位のペースがちょうどいいです。
私が山に行く理由は
自分の足でまだ見ぬ景色・経験を追い求め、MTBで自然の中を走り回り、時にはカヌーで川をくだり、ロープワークを駆使してクライミングを満喫する、ピークハントに行く、自分を知る、自分を鍛える。難所をクリアする達成感。色々あります。
そんな過程の中に当然のごとく衣食住が存在し、野営や焚き火はその過程の一部の点としてアウトドア全体の流れの中で自然体でさらりとこなすのが粋。
そんな全体のフローを重視した自然体のアウトドアが真髄と思っています。
野営やキャンプを主にしてしまうとその全体の流れに矛盾やぎこちなさがどうしても垣間見えます。
きれいにバシッ!と決まったと思えるアウトドアはまさに「爽快」
そこに尽きます。
ただ、それを追い求めます。
アウトドアスタイルは様々。
私には私の「爽快」をキメに行けるスペックを有した焚き火台が必要でした。
一般的な野営用、キャンプ用、
焚き火用の焚き火台ではなく
「アクティブ派の為の実戦用 焚き火台」
が必要でした。
それがこの焚き火台のコンセプトです。
一般的な焚き火のための焚き火台ではない切り口で設計製作を行ったので、かなり特殊というか変な焚き火台となりました。
以上が製作の動機とコンセプト決定のお話です。
次は具体的な焚き火台のお話を書いていきます。
最後まで読んでくれた変態さんの「爽快」なる山行を願います。
kentarou in the room
タケノコの有名産地に住んでいます。多箇所にある竹林管理作業に楽しみを取り入れるため、79式算盤火床 単型を注文しました。嫌なこと、困難なことでも、「好きこそ物の上手なれ」に持って行くセルフコントロールのツールに考えています。もちろん薪は竹の予定です。